甲状腺の病気の症状|体の異常を感じたら病院に受診しよう

発症率の低いがん

診察室

胃腸のような消化器官には様々な病気が起こりやすいものです。ガンも例外ではなく、特に胃がんは患者数も年々増加しています。ところが消化器系のがんの中で発症率の低いがんがあります。それが十二指腸がんです。しかし、発症率の低さゆえに発病する原因もはっきりとはわかっていません。十二指腸がんのほとんどは、十二指腸にできた良性のポリープが悪化してがん細胞に変化することで発ガンするのですが、そもそもなぜ良性の十二指腸ポリープが悪化するのか解明されていないのです。十二指腸がんには初期症状がほとんどなく、進行するまで気づけないこともあります。悪化すると腹痛や吐き気、貧血といった症状が現れ、もっとひどくなると黄疸が出る可能性もあるのです。
十二指腸がんは外科療法や放射線療法によって治療が進められていきますが、がんの大きさや患者の健康状態を考慮しながら最適な方法を選んでいきます。症状が軽い場合は内視鏡手術で癌腫瘍を摘出することができます。内視鏡手術は通常の外科手術に比べて患者の体に掛かる負担が軽減されるので、すぐに日常生活に戻ることができます。しかし、がん細胞が粘膜の下に進行している場合は内視鏡手術による切除は難しくなるので、開腹手術を行ないます。殆どの場合開腹手術を行えば切除できますが、患者の体力が問題で外科手術ができないときは放射線治療や化学治療をします。放射線と化学治療は患者の体に掛かる負担が大きく、副作用が現れる可能性もあるので完治までには時間がかかってしまうのです。そのため、がんの早期発見は非常に重要なことです。